要請番号(NJ30921A09)
募集終了
・2022/1 ・2022/2 ・2022/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
トメアスー文化農業振興協会
2)配属機関名(日本語)
トメアスー文化農業振興協会
日系社会
3)任地( パラー州トメアスー市 ) JICA事務所の所在地( サンパウロ市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+車 で 約 7.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
トメアスー市はブラジル北部に位置し、地域では最古にして最大の日系人集住地である。主産業は農業であるが、いち早くアグロフォレストリーへの変換を図った事でも知られている。配属先は文化と農業が統合された日系団体であり、現在では日本文化の普及・継承、学校運営(日系学校及び日本語学校)、現地警察と連携した防犯対策、地域の関連団体と連携したアグロフォレストリーの小農家への普及、スポーツ・文化事業など、様々な機能や役割を果たしており、移民史料館の運営も含まれている。年間事業予算は約41万米ドル。これまでに27名のJICA海外協力隊を受入れている。
【要請概要】
1)要請理由・背景
トメアスーはアマゾン地域への日本移民による開拓の始まりの地である。入植開始は1929年のことであり、2019年には90周年を迎えた。日系1世も次第に少なくなりつつある中、移民の歴史資料の整理や保存が課題となっている。1999年の入植70周年にトメアスー文化協会(当時)内に移民に関する歴史資料を展示する移民史料館が設置されて以降、これまで小規模な展示改良は行われてきた。しかし、世代交代が進んでいる現在、移民の歴史を後世に伝えるためにも展示内容の更新や充実が必要とされている。配属先では今後、展示内容の改良や改修を計画しており、それにはまず既存の資料の整理が必須であることから、隊員の協力が要請された。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
事務局長、協会職員(移民史料館専属の職員はいない)のサポートを受けつつ、活動は隊員が主体となって進める。
1.配属先(移民史料館内含む)はじめ各移民の家庭などに保存されている資料の整理・調査・分析を行う。(配属先内には数百点の文書・写真資料があるほか、現在では使用されていない農機具や生活用品などを保存している家族もある。)
2.移民史料館の展示更新や改修計画に備え、1.で整理された資料のデジタル化、データベース化を行う。
3.史料館の展示に関する助言や提案を行う。
4.協会の行う行事実施に協力する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
配属先内の執務スペース、コンピュータなどのOA機器
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:・会長:50歳代男性、日系2世、日本語可
・事務局長:40歳代男性、日系2世、日本語可
・職員2名、用務係1名
活動対象者:・協会員:193名(9割は日系)
・トメアスー市日系家族:約300家族、1,000人
・移民史料館来館者:延べ1,500人/年。
5)活動使用言語
ポルトガル語
6)生活使用言語
ポルトガル語
7)選考指定言語
【資格条件等】
[免許]:(学芸員)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)2年以上 備考:展示の改良が望まれているため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(20~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
・日系団体ではあるが、配属先での主言語はポルトガル語となる。
・派遣時には、COVID‐19の収束状況如何により、「予定されている活動内容」に変更が生じる可能性がある。