要請番号(NJ30923B03)
募集終了
1代目
・2024/3 ・2025/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
トトロ保育園
2)配属機関名(日本語)
トトロ保育園
日系社会
3)任地( サンパウロ州カンピーナス市 ) JICA事務所の所在地( サンパウロ市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 2.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
現園長が日本の職員の質の高さや保育園の教育方針に感銘を受け、日本の保育園に近い施設を目指し、1998年に開園した私立の教育施設である。情操教育に力を入れ、日本語を使いながら童話、手遊び、書道、折り紙、野球などの日本文化を体験する活動を行っている。ブラジルの小学校へ進学した後も、当園に半日通う児童が多数在籍しており、小中学校の授業の補習や日本語授業を実施している。施設名は「保育園」だが、0歳から14歳の85名が通園する。2022年8月より「青少年活動」の初代隊員が派遣されている。年間予算は約15万米ドル。
【要請概要】
1)要請理由・背景
当園に日本の情操教育を取り入れるため、日本の保育園で業務経験を有する「青少年活動」の初代隊員が派遣された。同隊員は、左記要請に加え、ひらがなや日本語の単語、会話の訓練を行うなど、児童の日本語能力向上に貢献した。同園は中学生時点で日本語能力試験N5相当の語学力の習得を目標として掲げており、生徒たちの日本語能力をそのレベルに引き上げることに取組んでいる。現在、ブラジルの大学で日本語を専攻した教師が、市販教材と自作のプリントなどを用いて授業を行っている。日本語教師の経験を持つ隊員を派遣し、知見や経験を現地教師に共有しながら、授業の質の向上に貢献することが期待されている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属先の日本語教師と共に、小中学生を対象に以下の活動を行う。業務時間は平日9時~17時。
1.ブラジル人教師の日本語授業の補佐を中心に行うが、一部の授業は自身が担当する。
2.日本語能力試験N5の対策授業を行う。
3.生徒のレベルに合わせた、教材、テストの作成、見直しを行う。
4.習字や歌、踊り、工作、ゲームなど、日本の文化や遊びを児童・生徒、職員、保護者に対して紹介する。
5.幼児教育の経験を有する場合は、幼児が日本語に接する機会として、童謡、手遊び、読み聞かせ、塗り絵などの活動を行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
手作り教材、『ひろこさんのたのしいにほんご』、『にっぽんご』
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:園長(経験約20年、日系女性、60歳代)
日本語教師と助手6名(日系女性、経験10年~20年、30歳代~60歳代)
その他教師4名(日系、非日系、男女)
活動対象者:75名(3歳~14歳、日系2.5割、男女)
5)活動使用言語
ポルトガル語
6)生活使用言語
ポルトガル語
7)選考指定言語
英語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(日本語教育に関する資格)
(幼稚園教諭)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)2年以上 備考:同僚教員への指導が求められるため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(西岸海洋性気候) 気温:(5~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
教師および保護者に日本語話者は多いが、児童・生徒は家庭内および半日制の学校でポルトガル語で会話を行うため、彼らの日本語能力は初級(N5以下)である。当園は、幼児を受け入れる保育園でもある。