【配属機関概要】

3）任地（ サンパウロ州サンパウロ市 ） JICA事務所の所在地（ サンパウロ市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 徒歩 で 約 0.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

配属先は1955年に発足したブラジル国内最大の日系団体の一つである。「ブラジル日系社会の中心機関としてブラジル社会において日本文化の継承と普及を促進すると共に、日本においてはブラジル文化の紹介と普及に務め、その目的奨励のための活動を率先して奨励し支援する。」という活動理念の下、大きく4つの統括委員会に分けられ、更に32の小委員会を設置して活動している。年間予算は約80万米ドル。これまでに運営するブラジル日本移民史料館や図書館で活動する学芸員、司書など5名の隊員派遣が行われている。
公式ホームページ

【要請概要】

1）要請理由・背景

ブラジルでは漫画やアニメ、コスプレ等の日本のポップカルチャーの人気が年々高まっており、各地の日本祭りやアニメイベントは多くの集客を得ている。また日本語学習者の大多数が漫画やアニメをきっかけに勉強を始めており、コロナ禍で疲弊したブラジル全国の日本語学校や日系団体から漫画指導のできる隊員派遣についての問い合わせも増えていることから、同配属先へ漫画を体系的に指導できる美術隊員を派遣し、漫画クラス開講、日本祭りやその他イベントの支援と共に、希望する全国の日系団体にて巡回ワークショップを実施し、日系社会の活性化、日本語学校の学習者増加と、若者の日系団体への積極参加を目指すため、本要請が挙げられた。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

配属先や関係機関と協力し以下の活動を行う。※活動時間:水～日 8:00-17:30(漫画クラスは週に3日程度)
1.配属先内で1年に2回漫画コースを開催する(20名までのクラスを半年ごとに3グループ作ることを想定)。
2.配属先主催のイベントである文化祭りや桜祭りで漫画のワークショップを開催する。
3.ブラジル全国を対象に、希望する日系団体において巡回ワークショップ等を実施する。
4.他機関と協力し、青少年活動としての漫画ワークショップや、漫画の講習会・講演会の実施に協力する。
5.その他、配属先と共にアイデアを出し合い、広報活動や、日系社会の活性化に寄与する活動を企画し実施する

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

漫画コースやワークショップを開催するための教室、文化スペース、講堂、執務机、パソコン、プロジェクター、プリンター、ホワイトボード

4）配属先同僚及び活動対象者

【配属先同僚】
協会副会長(日系人男性・40歳代)、広報担当(日系人女性・30歳代)

【活動対象者】
10歳以下約85名、10歳～19歳約85名、20歳～29歳約125名、30歳～39歳約85名、40歳以上約40名

【資格条件等】

[汎用経験]：

　・青少年を対象とした活動経験（2年以上）

[参考情報]：

　・漫画の制作経験は必須

　・漫画の指導経験があればなお良い

【地域概況】

【特記事項】

・各地の日系団体からの要請を受け、巡回ワークショップ等の移動を伴う活動が想定されている。