2023年度 現職教員特別参加制度 要望調査票
現職教員特別参加制度 青年海外協力隊、日系社会青年海外協力隊

要請番号(JL46923A04)
募集終了

国名
モロッコ
職種コード 職種
G182 小学校教育
年齢制限
活動形態
個別
区分
新規
1代目
派遣期間
2年
派遣隊次
・2024/1 ・2024/2
地方教員養成センター建物 初等教育教員養成の講義風景

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

国民教育・就学前教育・スポーツ省

2)配属機関名(日本語)

ベニメラル・ケニフラ地方教員養成センター

3)任地( ベニメラル県ベニメラル市 ) JICA事務所の所在地( ラバト県ラバト市 )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 5.5 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

各地方に設置されている教員養成の施設は本校(Centre)と分校(Annexe)があり、小学校、中学校および高等学校の教員、職員の養成とともに、学校幹部の研修を行っている。配属機関は本校の位置づけで、同地方のケニフラ、クーリブガ、アジラルに分校がある。入学資格は学士(バカロレア+3年)以上、30歳未満、養成期間は2年間で、1年目がセンターでの座学、2年目が現場での実習が主となり、開講期間は12月~7月となる。教育学ではなく、他分野の学士や修士を修得している学生も多い。ベニメラル本校の講師数60名、学生数968名(小学校教員養成課程215名、中学校・高等学校教員養成課程753名)。

【要請概要】

1)要請理由・背景

当国では初等教育の就学率はほぼ100%(2019~20年度)に達しているが、留年率・退学率は依然として高く学習到達度の低さ、都市部と地方部の格差など公的教育の質の低さが課題となっている。また、同程度の経済水準の国と比較しても児童の算数における学習到達度が低いことが確認(国際数学・理科教育動向調査2019年では小学校算数の学習到達度は58ヶ国中54位)されており、同国の算数教育を含む教育の質の改善は重要な開発課題となっている。JICAが実施する2022年度課題別研修「児童の学び改善のための初等算数教授法」に配属機関の講師1名が参加予定であり、海外協力隊の協力を得て算数教育の質の向上を目指したいとの要望があり、本件の要請に至った。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

小学校教員養成課程の算数を担当する講師ともに以下の活動を行う。
1. 同僚講師と共に算数教育の授業を行い、授業内容の改善に対する支援を行う。
2. 効果的な副教材の開発、作成方法、使用に関する助言を行う。
3. 教育実習生の授業を見学し、効果的な指導法に関する助言を行う。
4.(可能であれば)県教育局と協力し、市内小学校での活動を通じて、当地の算数教育の状況や問題点等の把握、教員に対する講習会の実施支援を行う。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

教室、黒板

4)配属先同僚及び活動対象者

【配属先責任者】センター長(男性・50代)
【配属先同僚】算数・数学担当講師(男性3名・30~50代、女性1名・40代・本邦研修参加予定)
【活動対象者】小学校教員養成課程の学生約215名(女性7割男性3割ほど・20代、クラス当りの学生数30~40名)

5)活動使用言語

フランス語

6)生活使用言語

アラビア語

7)選考指定言語

英語(レベル:D)

【資格条件等】

[免許]:(小学校教諭)

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(    ) 備考:

[経験]:(実務経験)5年以上 備考:教員養成に関わるため

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(地中海性気候) 気温:(0~45℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

・現地語(モロッコ方言アラビア語)については、現地訓練期間に語学研修を行う。