要請番号(JA30619241)
募集終了
2020年4月以降 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
農村開発・土地省
2)配属機関名(日本語)
ティキーナ水産センター
3)任地( ラパス県ティキーナ市 ) JICA事務所の所在地( ラパス県ラパス市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 3.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
アルティプラーノ(高原台地)北部、チチカカ湖周辺地域の農漁民はきわめて貧困かつ零細であり、栄養摂取レベルはラテンアメリカで最も低く、その改善が同国の重要な課題となっている。日本の無償資金協力により、1988 年3 月にチチカカ湖畔にティキーナ水産開発研究センターが開設された。同センターは研究部門、飼料部門、養殖部門、加工部門からなり、研修会を開催し教育の場をもつなどして現地の生産者に貢献している。主な取扱種はニジマスである。
経済的な理由による人員削減から、センターが機能を停止する期間があったが、現在は国立サンアンドレス大学の実習先指定や研究協力により、再稼働している。
【要請概要】
1)要請理由・背景
同センターでは鱒の養殖を行っているが、ボリビア国内の市場では他国の鱒の出荷が多い。各部門を強化し、国産鱒の消費率を上げること、また良質な鱒の養殖方法を生産者に伝えることにより、収入の向上を目指すことを目的として、ボランティア要請に至った。
研究部門では栄養・水質・品種改良などの研究を行っている。センター設立当初にJICAの支援で供与した機材が現在も稼働している。他方、実習生が日本語の説明書をスマートフォンで読み込んでマニュアルを作成していたり、古い薬品が使われているなど、適正な機材の使用がなされているとは言い難く、研究の質の向上が課題である。
また、 飼料製造部門において飼料の調合も行っており、他国からの輸入を多く占めている現状の中、安く栄養価の高い飼料の調合を模索している。完成すれば国内での販売を検討している。プロテインや着色料の配分が課題である。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属先スタッフと協力し、1,2,3のうち、自身の専門に関するものを行い、4, 5についても活動を行う。
1. 飼料部門において、市場流通へむけての飼料調合、栄養の質向上についての助言
2. 養殖部門においての生産性向上のための助言
3. 研究部門において、生殖および品種改良についての助言
4. 5Sや安全管理についての提案
5. チチカカ湖周辺の集落に対し、環境保全の活動を行う
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
執務室、実験機材(分光光度計 日立U-2000、乾燥炉Yamato、超純水製造装置NANO PureⅡSYBRON 等)
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
所長 1名 男性 (大学卒 50代)
職員 9名 男性 (30代~60代)
国立サンアンドレス大学教授 (大学卒 60代)
活動対象者:複数の大学からの実習生 15名程度(時期によって変動あり)
5)活動使用言語
スペイン語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
英語(レベル:C)又はスペイン語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)5年以上 備考:業務上必要不可欠
[参考情報]:
・飼料調合の知識・経験があると望ましい
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(高地地中海性気候) 気温:(-6~25℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
任地は標高4000m。住居はセンター敷地内の宿泊等の一室で、キッチントイレシャワーは共用。
派遣希望期間は2020年4月から11カ月。