要請番号(SA24524105)
募集終了
2025年4月以降 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
教育省
2)配属機関名(日本語)
ケレタロ工科大学(UTEC)
3)任地( ケレタロ州ケレタロ市 ) JICA事務所の所在地( メキシコ市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 3.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
ケレタロ工科大学は1997年に創立された公立の工科大学で、工学、情報技術、経営管理、環境科学など多彩な専門教育課程を提供し、2023年12月現在約5,000人の学生が在籍している(教職員は約500人)。大学では、産業界との連携や実践に即したな教育が行われており、学生は企業でのインターンシップや共同プロジェクトへの参加を通して実用的なスキルを身に着けることが可能となっている。また、科学技術の革新や地域社会への貢献に焦点を当てた研究活動にも積極的に取り組んでいる。2023年2月からは工作機械の隊員が活動している。大学の年間予算は4億2千万メキシコペソ。
【要請概要】
1)要請理由・背景
循環型経済とは、資源の利用や廃棄物の生成を最小限に抑え、資源を循環させる経済システムのことであり、資源の枯渇や廃棄物の増加を減らし、環境への負荷を軽減することが期待されている。配属先では、2021年に循環型経済学の修士課程を開講したが、履修者数が伸び悩んでおり、カリキュラムの再編が急務となっている。循環型経済の理念と原則の紹介はもちろんのこと、実践例の紹介と事例研究、提携企業との共同プロジェクト推進、ワークショップやトレーニングの実施などより実践的なカリキュラム作りへの協力が要請されている。さらに配属先では、コロンビアおよびボリビアの大学と共同で循環型経済学の国際ディプロマコースも開講しており、社会人を対象とする同コースにおいて、日本の知見や最新の動向を共有することが期待されている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属先のディレクターや教員と連携し、循環経済学修士課程を強化するための提案を行う。
1.廃棄物を出さないデザイン、耐用年数の延長、自然再生、ネルギー依存の削減、循環型文化の創生、データサイエンス、インダストリー4.0など循環型社会実現に関わるトピックを網羅したカリキュラム編成の支援。
2.社会人を対象とした短期の国際ディプロマコースにおいて、循環型経済学の講義を担当する。
3.修士課程の学生が実施する研究プロジェクトを支援する。
4.環境技術分野の教員を対象に循環型経済や同分野の新しい教育動向について研修を行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
執務スペース、パソコン、プリンター、その他
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
循環型経済学修士課程コーディネーター(40代女性教員、博士、経験24年)
活動対象者:
教職員、研究者、学生
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
英語(レベル:B)又はスペイン語(レベル:B)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(修士)政治・経済学 備考:業務上必須
[経験]:(実務経験)15年以上 備考:業務上必須
[参考情報]:
・循環経済あるいは環境経済の知識必須
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(ステップ気候) 気温:(5~30℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
インターネット環境は居住地区により異なり、通信環境は保証されていない。主たる教員とのコミュニケーションは英語で可能だが、学生支援はスペイン語となる。