要請番号(SL30323D01)
募集終了
1代目
・2024/2 ・2024/3 ・2025/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
農産業省
2)配属機関名(日本語)
国立農牧技術院(INTA) サン・ペドロ試験場
3)任地( ブエノス・アイレス州サン・ペドロ市 ) JICA事務所の所在地( ブエノス・アイレス市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 2.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
国立農牧技術院(INTA)は、1956年設立の農産業省傘下の研究所。職員数約7700名(約40%が技術者)を擁し、天然資源や環境保全、農牧業の研究開発、人材育成、生産者への普及業務等を実施している。国内各地に6つの研究センター、23の研究所、15の地域センター、51の農業試験場、350の農業普及所を有し、各種研究開発や農産物の競争力向上、農民の生産向上等を目的とした各種プロジェクトを実施している。サン・ペドロ試験場は、ブエノス・アイレス北部に位置する中規模の試験場である。
【要請概要】
1)要請理由・背景
サンペドロ農業試験場は、野菜や果樹、花き・観葉植物等、温暖地の集約農業に関する研究開発・普及活動を展開している。試験場の病虫害対策研修室においては、喫緊の課題として植物病害虫診断技術の向上、土壌微生物群集構造の研究について向上が挙げられている。具体的には、収穫前後での、病原菌に対する化学農薬と自然由来の天然農薬のインビトロ試験と評価、線虫の同定などが挙げられている。また、野菜、果実、観葉植物に影響を及ぼす病害の総合的管理手法・技術の研究についても、更なる能力強化が急務となっている。このような状況の下、より効果的な病害虫対策のための研究、実践化に繋げるための技術者・研究者の支援・協力が不可欠とし今回の要請に至った。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
同試験場の同僚と共に、以下の活動を行う。
1. 野菜、果実、観葉植物の病害の原因菌同定
2. 土壌及び培地における土壌病原性微生物と土壌線虫群の研究
3. 収穫前と収穫後のおけるインビトロ試験(試験管内試験)を実施し、病原菌に対する農薬の効果の評価
4. 野菜(トマト、レタス、ルッコラ、さつまいも等)、果樹(桃、かんきつ類等)、観葉植物(クチナシ、ガーベラ等)植物の病害発生に対する化学農薬と天然農薬、土壌消毒技術の効果の評価
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
事務机、椅子、事務用品一般、クリーンベンチ(Baker社製)、生物学的安全キャビネット(安全キャビネット:Baker社製)、高圧蒸気滅菌機(オートクレープ、DEBRECEN社)、顕微鏡(Zeizz社)
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
・所長:女性、50代、経験年数22年
・同僚(C/P):女性、50代、経験年数30年
・その他スタッフ:6名
(主に女性、経験年数は平均20年程度)
5)活動使用言語
スペイン語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
英語(レベル:C)又はスペイン語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒)農学系 備考:業務遂行上必須
[経験]:(実務経験)15年以上 備考:業務遂行上必須
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(温暖湿潤気候) 気温:(0~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
試験場は、サンペドロ市の中心街から約20キロ離れており、バス通勤が想定される。