要請番号(SL75425C01)

5代目
・2025/3 ・2026/1 ・2026/2 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
教育科学省
2)配属機関名(日本語)
タジク国立国際外国語大学
3)任地( ドゥシャンベ ) JICA事務所の所在地( ドゥシャンベ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 0.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
タジク国立外国語大学は、ソ連時代の1979年「国立ロシア語・文学高等専門学校」として設立された言語専門の単科大学であり、4学部(タジク語学部、露語学部、アジア諸言語学部、ロマンス・ゲルマン語学部)で教師や通訳を養成する。在籍学生約3000名。国内で唯一の日本語専攻学科である日本語学科(2002年開講)はアジア諸言語学部に属し、現在4学年約80名の学生が日本語を学習している。2016年度に他機関(ロシア・タジク・スラブ大学)に派遣された日本語教育のシニア海外ボランティア(SV)(当時)が協力した後、2018年以降、同大学にも短期で3名、長期で1名が派遣された。
【要請概要】
1)要請理由・背景
同大学の日本語学科では、主に現地教師による日本語指導がなされている。しかし、現地教師の日本語能力があまり高くなく、教師としての指導スキルも不足しているため、特に高学年学生の会話・作文などの日本語能力向上、日本語能力試験・留学試験・日本語弁論大会などへ向けた指導を十分に行うのが難しい。長期的視野に立ち現地教師の養成が必要であり、学生が興味を持つ日本文化の紹介にもネイティブ教師が必要である。また、2016年12月にタジキスタン日本語教師会が立ち上げられ、同会運営のアドバイスや補助の役割も期待されている。なお、過去に短期シニア海外協力隊の派遣実績があり、現在は長期のシニア海外協力隊が派遣中となっている。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
1. 同僚である現地人日本語教師の育成を行う。
2. 現地教師とともに、初・初中級レベルの学生に対し日本語授業を週10コマ程度行う。
3. 日本語授業で使用する副教材を、学習者のレベルに合わせて作成・工夫する。
4. 配属先大学の日本語教育カリキュラム改善へ向けたアドバイスを行う。
5. 日常の指導に加え、日本語弁論大会、日本語能力試験、日本留学試験などに向けた指導を行う。
6. 1-2ヶ月に1回程度開催される日本語教師会定例会議に出席するとともに、教師会運営へのアドバイスなどを行う。
7. 時間的余裕がある場合には、別の機関(他の大学、中高一貫学校)での日本語授業や日本文化紹介を行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
TV、DVD、プロジェクター、ホワイトボード、教科書『みんなの日本語(初級Ⅰ、初級Ⅱ、中級Ⅰ、中級Ⅱ)』、他。
日本語教室×2・講師室(2014年度実施の日本国大使館・草の根文化無償資金協力で整備)。
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
・30代男性・指導経験 14年(非常勤)
・30代女性・指導経験 10年
‐20代女性・指導経験 1年
・2名は日本(国際交流基金)での日本語教師研修(長期)に参加経験あり。レベルはJLPTのN2~N3。
活動対象者: 学生(1-4年生)及び現地日本語教師
5)活動使用言語
その他
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(日本語教育に関する資格)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒) 備考:同僚と同等レベルが求められるため
[経験]:(実務経験)15年以上 備考:同僚への指導が必要なため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(地中海性気候) 気温:(-5~45℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
生活使用言語は国語としてのタジク語。(もしくはのロシア語。)
訓練言語はロシア語となる予定。